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モモデイズ
ガイド約9分

ハビットトラッカーの書き方——基本の型4つと、ゆるく続けるコツ

三日坊主で終わるのは、書き方の"正解"を知らないだけかもしれません。この記事は、枠づくりの5ステップ、目的で選ぶ4つの型、何を書くか(項目)の決め方、続かないときのゆる運用まで、ハビットトラッカーの書き方をひととおり通しで解説します。手帳でもアプリでも、今日ひとつ書き始められる形で。

「今年こそ続ける」と決めて、かわいい手帳やノートを買いました。最初の3日はていねいにマスを塗って、4日目に予定が詰まって1日飛ばして——気づけば、そのページは白いまま引き出しの奥です。ペンを持つたびに、「また続かなかった」がひとつずつ増えていきます。

でも、続かなかったのはあなたの根気ではなく、たぶん書き方のほうです。日常の行動のうちおよそ43%は「ほぼ毎日・同じ場面で繰り返される習慣」で、そのあいだ人はいちいち意志の力を使っていません。ハビットトラッカーは、その"勝手に続く状態"に入るまでの補助輪。だいじなのは根性ではなく、続く形で書けているかです。「続かない書き方」を「続く書き方」に変えるだけで、同じあなたのまま結果が変わります。

この記事は、ハビットトラッカーの書き方をひととおり通しで解説します。まず枠づくりの5ステップ、次に目的で選ぶ4つの型、何を書くか(項目)の決め方、そして続かないときのゆる運用まで。手帳でもノートでもアプリでも同じように使えて、読み終わるころには今日ひとつ、マスを書き始められるはずです。

ハビットトラッカーの書き方、基本の5ステップ

ハビットトラッカーの書き方は、5ステップです。①1か月分の枠を決める、②日付軸を引く、③項目を2〜4個選ぶ、④「どこまでやれば1マス」のチェック規則を決める、⑤月末に"埋まった日数"を振り返る。この順番どおりなら、手帳でもノートでもアプリでも、同じように一枚が仕上がります。

ハビットトラッカーの書き方 5ステップ

  1. ステップ1

    枠を決める——まず1か月分。手帳のカレンダーページか、方眼にマス目を引く

  2. ステップ2

    日付軸を引く——横(または縦)に1〜31。曜日も添えると振り返りやすい

  3. ステップ3

    項目を選ぶ——2〜4個まで。「やりたいこと」を2分サイズで

  4. ステップ4

    チェック規則を決める——○か塗りか。「どこまでやれば1マス」を先に言葉に

  5. ステップ5

    月末に振り返る——連続ではなく"埋まった日数"を数え、翌月は項目を1つ入れ替え

順番どおりに一度セットすれば、あとは毎日"1マス埋める"だけ。凝った装飾は、続いてからで十分です。

枠は、ゼロから線を引かなくてかまいません。手帳のカレンダーページをそのまま使ってもいいし、方眼ノートに縦31マス・横に項目、と定規で引くだけでも十分。凝ったレイアウトは、"続いてから"のごほうびに取っておきましょう。

いちばん差がつくのは、④のチェック規則を"先に言葉にする"ことです。「5分歩いたら1マス」「教材を開いたら1マス」と、どこまでやれば塗っていいかを決めておくと、毎日その場で迷いません。○にするか塗りつぶすかも、書き始める前に選んでおきます。ここが曖昧なままだと、「今日のはカウントしていいのかな」と考えるのがめんどうになって、ペンが止まります。

そして⑤の振り返りは、連続日数ではなく"埋まった日数"を数えます。31日のうち20日やれていたら、それは十分に続いた1か月。翌月は、うまくいった項目を残して、続かなかった項目をひとつ入れ替えるだけで前に進みます。「あと何日で習慣になるの?」が気になる人は、習慣が身につくまでの期間もあわせてどうぞ——答えは、3週間よりずっと幅があります。

66日
新しい行動が自動化するまでの中央値(Lally ら、2010/幅は18〜254日)
43%
日常行動のうち、ほぼ毎日・同じ場面で繰り返される「習慣」の割合(Wood ら、2002)
61%
「お金を払ってでも続けたい」と答えた人の割合(誘惑の抱き合わせ、Milkman ら、2014)

どの型で書く?——4つのフォーマットと選び方

書き方の型は、大きく4つです。複数の習慣を一覧にするガントチャート式、月間グリッドを1つの習慣で塗る塗りつぶし式、1週間ずつ区切る週間式、1習慣だけのミニ式。選ぶ基準は「手間」と「続けやすさ」の2軸で、たくさん書けるほど続くわけではありません。

手間と続けやすさで選ぶ、4つの型

上半分(続けやすい)から選ぶのが安全です。ガント式は強力ですが、空欄が目立って"失敗感"が出やすいので慣れてから。

選び方はシンプルで、図の縦軸「続けやすさ」の上のほうから選びます。マスが多いほど、埋まらない日が目立って「またダメだった」の証拠に見えてしまうからです。三日坊主を繰り返してきたなら、なおさら少なめのマスから始めましょう。

いちばんのおすすめは塗りつぶし式。1か月分のグリッドを1つの習慣で塗っていくだけなので、続いている日々がひと目で"面"になって見えます。もっと軽くしたいならミニ式——1習慣・数マスだけを手帳のすみに置く、いちばん心が折れにくい型です。まず1つを確実に、という人はこの2つから選べば失敗しません。

複数の習慣をまとめて管理したい人にはガントチャート式が向きます。縦に習慣、横に日付を並べた一覧表で見応えはありますが、空欄も同じくらい目立つので、続けるコツをつかんでからが安心です。週間式は1週間ずつ区切って書くタイプ。毎週リセットされるぶん再開のハードルが低く、週単位で予定を組む手帳派に合います。

4つの型を、選ぶときの目安ごとに並べておきます。そのまま使っても、自分用に書き換えてもかまいません。

向いている習慣数セットアップの手間続けやすさこんな人に
ガントチャート式3〜6個やや多い中(空欄が目立つ)複数の習慣を一覧で管理したい人
塗りつぶし式(月間)1〜2個少ない高(パターンが見える)まず1つ確実に続けたい人
週間式2〜4個少ない(毎週書く)中(毎週リセットで再開しやすい)週ごとに区切りたい手帳派
ミニ式1個最小最高(マスが少ない)三日坊主を繰り返してきた人

手帳のページを自分でデザインしたい人は、罫線やインデックスと組み合わせるバレットジャーナルの習慣トラッカーの作り方に進むのも楽しい道です。ただし装飾は手間と表裏一体。まずは"続く型"で土台を作って、凝るのは続いてからで十分間に合います。

何を書く?——続く項目の選び方

項目は、「やめたいこと」より「やりたいこと」を、2分でできる行動サイズで2〜4個。「痩せる」「早起き」のような"結果"ではなく、「夕食後に5分歩く」「23時にスマホを充電器へ」のような"行動"を書くこと——これが、続く項目に共通する形です。

なぜ結果ではなく行動なのか。「痩せる」はチェックのしようがありませんが、「5分歩いた」はイエスかノーで塗れます。しかも「〜のあとに〜をする」と前もって決めておくと実行率が大きく上がることが、94件の研究をまとめたメタ分析(実行意図、Gollwitzer & Sheeran、2006)で示されています。効果量は中〜大(d=.65)。つまり項目は、行動の中身だけでなく"いつやるか"まで書ききると強くなります。「朝食のあとに」「歯を磨いたら」を、項目の頭にそっと足してみてください。

ありがちな項目続きにくい理由書き換え例(行動サイズ)
ダイエット大きすぎて、今日何をするか不明夕食後に5分歩く
早起き結果であって、行動ではない23時にスマホを充電器へ
勉強をがんばる曖昧で、できたか測れない教材を開いて1問
部屋をきれいに範囲が広すぎて始められないシンクだけ5分

数は欲張らないこと。最初は1〜3個で十分で、慣れてから1つずつ足していきます。項目のアイデアそのものは世の中にたくさんありますが、ここでだいじなのは"数"より、ひとつずつを2分の行動に落とすこと。埋められる項目だけが、続く項目です。

続かないときの「ゆる運用」——連続より"やれた日数"

続かない最大の原因は、1日抜けたこと自体ではなく、抜けたあとの自己嫌悪で全部をやめてしまうことです。研究では、1日の欠けは習慣形成にほぼ影響しないことが分かっています(Lally ら、2010)。だから数えるのは連続日数ではなく"やれた日の数"。月の途中からでも再開してよい、というゆる運用に切り替えます。

連続記録と月間グリッド、同じ1か月の見え方

チェーン式:8日目で途切れた1日の空白が、それまでの全部を"失敗"に見せる月間グリッド:同じ1か月31日中20日——十分に続いています

チェーン式は、ダメだった1日を"見出し"にしてしまいます。月間グリッドが見せるのは密度——31日中20日なら、それは十分続いている1か月です。

本当の脱落は、"抜け"そのものではなく"抜けたあとの物語"のほうで起きます。三日坊主の正体と抜け出し方でも書いたとおり、まだ塗れる残りの日まで手放してしまうのは、たいてい「もうダメだ」という気分のせい。実際、つまずいた自分を責めない人のほうが、行動の立て直しが速いことが研究(セルフコンパッション、Breines & Chen、2012)で分かっています。1日空いたページは、失敗の証拠ではなく、ただの1日空いたページです。

もうひとつ効くのが、ごほうびを"あとで"ではなく"いま"に置くこと。誘惑の抱き合わせの実験では、続きが気になるオーディオブックを「ジムでだけ聴ける」ようにしたら通う頻度が増え、終了後は61%が「お金を払ってでも続けたい」と答えました。「塗ったら好きな音楽を1曲」でも十分です。回復ルールとごほうびをもう少し体系立てたい人は、習慣化のコツ(4つの原則)もどうぞ。

  • マスは少なめから。 1〜2習慣で始めて、埋まらない日が目立たない型を選ぶ。
  • 項目は2分の行動で。「痩せる」ではなく「夕食後に5分歩く」のように、イエス・ノーで塗れる形に。
  • チェック規則を先に決める。「どこまでやれば1マス」を、書き始める前に言葉にしておく。
  • 数えるのは"やれた日数"。 連続が切れても、月の途中から何食わぬ顔で再開してよい。

手帳で書く?アプリで記録する?

手帳は目に入り続けて愛着がわき、アプリは記録がワンタップで自動集計されます。どちらが正解ということはなく、決め手は"あなたが毎日ペンを持てるか"。書くこと自体が負担な日があるなら、両方を併用してもかまいません。

手帳派のコツは、とにかく目に入る場所に置くこと——机の目の高さに開いておく、ペンを横に吊るしておく。アプリ派のコツは、記録を2タップ以内に収めて、ウィジェットでホーム画面の1枚目に今日のマスを出しておくこと。どちらを選ぶにしても、紙の手帳とアプリの正直な比較に、それぞれの向き・不向きを詳しくまとめました。書くのが重い日は、手帳に○だけ・アプリでワンタップ、と使い分けても続きます。

正直に:モモデイズは、この"続く書き方"のために作りました

モモデイズは、私たちが作っている習慣トラッカーアプリです。だからここは宣伝として読んでください——とはいえ、この記事で「いちばん続く」とお勧めした1習慣・月間グリッド・連続で責めない書き方を、そのままアプリにしたものだと思ってもらえたら、いちばん近いです。

設計図は、上で書いた"続く書き方"そのものでした。記録はワンタップ(小さく)、ウィジェットが今日のマスをホーム画面に出しておき(アンカーの隣に記録を置く)、タップした瞬間に眠っていたモモがぱちっと目を覚まし(すぐのごほうび)、月表示はやれた日が埋まっていくやわらかいグリッド——連続が切れて責められる画面は、どこにもありません(ゆる運用)。手書きの手帳と色ペンのほうが合いそうなら、それも本気でおすすめです。書き方さえ"続く形"なら、道具はあなたの味方になります。

ハビットトラッカーの書き方——よくある質問

ハビットトラッカーの基本的な書き方は?

5ステップです。①1か月分の枠を決める、②日付軸(1〜31)を引く、③項目を2〜4個選ぶ、④「どこまでやれば1マス」のチェック規則を決める、⑤月末に埋まった日数を振り返る。手帳でもノートでもアプリでも、この順番は同じです。

ハビットトラッカーには何を書けばいいですか(項目)?

「やめたいこと」より「やりたいこと」を、2分でできる行動サイズで2〜4個書きます。「痩せる」「早起き」のような結果ではなく、「夕食後に5分歩く」「23時にスマホを充電器へ」のような具体的な行動にすると続きやすくなります。

どのフォーマット(型)で書くのがおすすめですか?

まず1つ確実に続けたいなら、月間グリッドを塗る塗りつぶし式かミニ式が続けやすくおすすめです。複数の習慣を一覧管理したい人はガントチャート式、週ごとに区切りたい人は週間式が向きます。マスが多いほど埋まらない日が目立つので、最初は少なめが安全です。

続かないときはどうすればいいですか?

連続日数ではなく「やれた日の数」を数える方式に切り替えます。ロンドン大学の研究では1日抜けても習慣形成にはほぼ影響せず、月の途中から再開しても問題ありません。空欄があってもグリッドは有効、と考えるのがゆる運用のコツです。

手帳とアプリ、どちらがいいですか?

目に入り続けて愛着がわく手帳と、記録がワンタップで自動集計されるアプリは、それぞれ強みが違います。毎日ペンを持てるなら手帳、記録の手間を減らしたいならアプリが向き、書くのが負担な日は両方を併用してもかまいません。

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